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『鷲は舞いおりた』(NHK-BS)
2017年07月31日(月)
The Eagle Has Landed


 ちょうどジャック・ヒギンズの原作小説を読んでいるころ、NHKプレミアムシネマで放送された1977年の映画化版。
 世界的なヒットとなり、ヒギンズを有名にするのにも一役買った作品で、劇場公開当時、中学生だったぼくもカッコいいポスター(ブルーレイのジャケ写に使われている)に魅入られながら、見る機会を逸して悔しい思いをした記憶がある。

 しかし、原作を読んだ直後に鑑賞すると、あそこが違う、ここも食い足りないと、不満や違和感ばかりが募った。
 原作との最大の違いは登場人物のキャラ変≠ナ、シュタイナ(マイケル・ケイン)はすぐ感情的になる割にはニヒルだし、デヴリン(ドナルド・サザーランド)は享楽的で退廃的な学者崩れのようだし、シャフトゥ(映画版ではピット、ラリー・ハグマン)に至っては単なるアホにしか見えない。

 教会での銃撃戦の前にシュタイナが大見得を切る見せ場もなく、シュタイナとデヴリンとの間の心にしみるやり取りもなく、デヴリンがモリイ(ジェニー・アガター)に書き残す手紙の内容も原型をとどめないほど端折られている。
 伴野朗が「原作とは比ぶべくもない駄作」と痛罵、小野耕世が「かつての名匠ジョン・スタージェスもB級アクション監督に成り下がった」と批判したのもむべなるかな。

 なお、スタージェスは公開の5年後に82歳で亡くなっており、本作が遺作となった。
 オススメ度C。

(1977年 アメリカ=コロンビア・ピクチャーズ/日本配給:東宝東和 135分)

 ブルーレイ&DVDレンタルお勧め度2017リスト
 ※A=ぜひ!(^o^) B=よかったら(^^; C=ヒマなら(-_-) D=やめとけ(>_<)

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56『ブレードランナー/ファイナル・カット』(1982、2007年/米)A
55『ターザン:REBORN』(2016年/米)B
54『二ツ星の料理人』(2015年/米)B
53『炎の人ゴッホ』(1956年/米)B
52『サイレント・ランニング』(1972年/米)B
51『アンドロン』(2015年/伊、英、馬)D
50『アウトバーン』(2016年/米、独)B
49『カラーパープル』(1985年/米)A
48『ブリッジ・オブ・スパイ』(2015年/米)A
47『超高層プロフェッショナル』(1979年/米)C
46『特攻大作戦』(1967年/米)B
45『マイケル・ムーアの世界侵略のススメ』(2015年/米)B
44『サハラ 死の砂漠を脱出せよ』(2005年/米)D
43『エミリー 悪夢のベビーシッター』(2015年/米)C
42『チリ33人 希望の軌跡』(2015年/智、哥)B
41『人生は小説よりも奇なり』(2014年/米)C
40『ファミリー・プロット』(1976年/米)A
39『グッド・ネイバー』(2016年/米)C
38『エージェント・ウルトラ』(2015年/米)B
37『デッドプール』(2016年/米)B
36『ちはやふる−下の句−』(2016年/東宝)B
35『ちはやふる−上の句−』(2016年/東宝)B
34『クリーピー 偽りの殺人』(2016年/松竹、アスミックエース)D
33『ザ・コントロール』(2016年/米)D
32『ダイヤルM』(1998年/米)B
31『ランス・アームストロング/ツール・ド・フランス7冠の真実』(2013年/米)A
30『ラスト・スキャンダル あるハリウッドスターの禁じられた情事』(2014年/米)C
29『ヘイトフル・エイト』(2015年/米)C
28『マギー』(2015年/米)B
27『三匹の侍』(1964年/松竹)C
26『女ガンマン 皆殺しのメロディ』(1971年/英)B
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24『バーディ』(1984年/米)B
23『父 パードレ・パドローネ』(1977年/伊)B
22『カンバセーション…盗聴…』(1974年/米)B
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20『ザ・ブリザード』(2016年/米)C
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12『切腹』(1962年/松竹)A
11『「ベガルタ」〜サッカー、震災、そして希望〜』(2016年/英)A
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6『シャーク・プリズン 鮫地獄女囚大脱獄』(2015年/米)C
5『ゾンビシャーク 感染鮫』(2015年/米)C
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2『僕だけがいない街』(2016年/ワーナー・ブラザース)C
1『誰も知らない』(2004年/シネカノン)A