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『ちはやふる−上の句−/−下の句−』(WOWOW)
2017年05月21日(日)


 大変珍しい競技かるたを題材にした青春ドラマ。
 原作は末次由紀による同題の少女漫画で、ベストセラーになっただけでなく、現実の競技かるた振興にも多大な影響を及ぼしているそうだが、ぼくは読んでいない。

 主人公は幼いころからかるた一筋の熱血少女・綾瀬千早(広瀬すず)。
 前編『−上の句−』では、千早が進学したばかりの瑞沢高校で競技かるた部をつくろうと奔走し、なんとか初心者同然の部員をかき集め、都大会の決勝で強豪・北央学園を破り、全国大会に進出するまでが描かれる。

 横軸になるのが、真ん中に千早を挟んで恋敵、及びかるたのライバルになる真島太一(野村周平)、綿谷新(真剣佑=千葉真一の息子)との三角関係。
 新の祖父はかるたの永世名人で、この人物を演じている津嘉山正種を映画で見たのは久しぶりだった。

 後編『−下の句−』では、全国大会進出が決まった直後、千早と太一が福井の実家に引きこもっていた新と再会。
 新は長らく介護していた祖父の死をきっかけにかるたをやめると決意しており、千早と太一の説得にも耳を貸さない。

 全国大会が迫る中、かるた部の部員同士の間でも亀裂が生じ、千早は自分のつくった部で浮いた存在になってしまう。
 そうした中、ひとりで北央学園へ出稽古に行った千早は、前編で勝ったかるた部の主将・須藤暁人(清水尋也)に全国大会へ参加するための心構えを説かれ、全国の強豪校の特徴と対策を記したノートを提供してもらった。

 千早はここで現在のクイーン・若宮詩暢(松岡茉優)と出会い、雌雄を決することになる。
 実は、この詩暢が新とは昔からの知り合いであり、ライバルでもあって…という展開はいかにも定石通りながら、見ている間はどうなることかと、とりあえず最後まで引っ張られる。

 広瀬すずは少しオーバーアクションが鼻に突くところもあるが、かるたで全力を出し尽くしてしまうと、その場で白目を剥いて寝込んでしまう、という千早のキャラクターを好演。
 小泉徳弘の演出はいささか単調、かつところどころでもたつき気味で、競技かるたのルールを簡略に解説するなり、スポーツ性を強調した絵作りをするなり、もう少し工夫があってもよかったのでは。

 家族やお子さんと鑑賞する作品としては及第点。
 オススメ度B。



(2016年 東宝 『−上の句−』111分 『−下の句−』102分)

 ブルーレイ&DVDレンタルお勧め度2017リスト
 ※A=ぜひ!(^o^) B=よかったら(^^; C=ヒマなら(-_-) D=やめとけ(>_<)

34『クリーピー 偽りの殺人』(2016年/松竹、アスミックエース)D
33『ザ・コントロール』(2016年/米)D
32『ダイヤルM』(1998年/米)B
31『ランス・アームストロング/ツール・ド・フランス7冠の真実』(2013年/米)A
30『ラスト・スキャンダル あるハリウッドスターの禁じられた情事』(2014年/米)C
29『ヘイトフル・エイト』(2015年/米)C
28『マギー』(2015年/米)B
27『三匹の侍』(1964年/松竹)C
26『女ガンマン 皆殺しのメロディ』(1971年/英)B
25『さらば愛しき女よ』(1975年/米)B
24『バーディ』(1984年/米)B
23『父 パードレ・パドローネ』(1977年/伊)B
22『カンバセーション…盗聴…』(1974年/米)B
21『マン・オン・ワイヤー』(2008年/英、米)B
20『ザ・ブリザード』(2016年/米)C
19『クール・ランニング』(1993年/米)B
18『完全なるチェックメイト』(2015年/米)B
17『ルーム』(2015年/加、愛)B
16『イット・フォローズ』(2015年/米)C
15『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』(2016年/米)C
14『ザ・コア』(2003年/米)D
13『怪談』(1965年/東宝)B
12『切腹』(1962年/松竹)A
11『「ベガルタ」〜サッカー、震災、そして希望〜』(2016年/英)A
10『ユーズド・カー』(1980年/米)B
9『突破口!』(1973年/米)A
8『目撃』(1997年/米)B
7『ブラック・スキャンダル』(2015年/米)B
6『シャーク・プリズン 鮫地獄女囚大脱獄』(2015年/米)C
5『ゾンビシャーク 感染鮫』(2015年/米)C
4『ロボシャークvs.ネイビーシールズ』(2015年/米)B
3『シェルター』(2010年/米)C
2『僕だけがいない街』(2016年/ワーナー・ブラザース)C
1『誰も知らない』(2004年/シネカノン)A