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『さらば愛しき女よ』(WOWOW)
2017年04月15日(土)
Farewell, My Lovely


 これは劇場公開当時、ポスターデザインのカッコよさにシビれ、見たいなあと思いながら長らく見損ねたままになってしまい、このトシになってようやく初見が叶ったもの。
 先月のWOWOWの企画〈シャーロット・ランプリング特集〉に感謝です。

 原作は有名なレイモンド・チャンドラーのハードボイルド小説で、その映画化作品としては屈指の傑作とされている。
 だから、大いに期待して鑑賞したところ、こちらが期待したのとはスタイルも意味合いも異なる「傑作」だった。

 監督のディック・リチャーズが目指したのは、原作の舞台となった1940年のロサンゼルスの雰囲気をノスタルジックかつスタイリッシュに再現することにあり、リアルなディテクティブ・ストーリーをつくることではなかったようだ。
 チャンドラーの原作は娯楽を目的として書かれたものであっても、人生いかに生くべきかというヘミングウェイ作品と同じテーマを内包していたように記憶するが、そういうエッセンスはこの映画化作品からは微塵も感じられない。

 スリルやサスペンスにも乏しく、マーロウ(ロバート・ミッチャム)とムース・マロイ(ジャック・オハローラン)が通りすがりのギャングに車中から銃撃される場面の緊張感の無さにはガクッときた。
 ランプリング演じる元娼婦ベルマ・バレント=ヘレン・グレイルのキャラクターも薄っぺらいしね。

 ただし、ミッチャム演じるマーロウの造形だけは映画史に残るほどの素晴らしさ。
 チャンドラーの映画化作品としては『ロング・グッドバイ』(1973年)がベストだと思うけれど、原作に最も近いマーロウ像としてはこちらに軍配を上げます。

 オススメ度B。

(1975年 アメリカ/日本公開1976年 95分)

 ブルーレイ&DVDレンタルお勧め度2017リスト
 ※A=ぜひ!(^o^) B=よかったら(^^; C=ヒマなら(-_-) D=やめとけ(>_<)

24『バーディ』(1984年/アメリカ)
23『父 パードレ・パドローネ』(1977年/イタリア)B
22『カンバセーション…盗聴…』(1974年/アメリカ)B
21『マン・オン・ワイヤー』(2008年/英、米)B
20『ザ・ブリザード』(2016年/米)C
19『クール・ランニング』(1993年/米)B
18『完全なるチェックメイト』(2015年/米)B
17『ルーム』(2015年/加、愛)B
16『イット・フォローズ』(2015年/米)C
15『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』(2016年/米)C
14『ザ・コア』(2003年/米)D
13『怪談』(1965年/東宝)B
12『切腹』(1962年/松竹)A
11『「ベガルタ」〜サッカー、震災、そして希望〜』(2016年/英)A
10『ユーズド・カー』(1980年/米)B
9『突破口!』(1973年/米)A
8『目撃』(1997年/米)B
7『ブラック・スキャンダル』(2015年/米)B
6『シャーク・プリズン 鮫地獄女囚大脱獄』(2015年/米)C
5『ゾンビシャーク 感染鮫』(2015年/米)C
4『ロボシャークvs.ネイビーシールズ』(2015年/米)B
3『シェルター』(2010年/米)C
2『僕だけがいない街』(2016年/ワーナー・ブラザース)C
1『誰も知らない』(2004年/シネカノン)A
週刊現代5月27日号
「野球選手の人生は
13歳で決まる」E
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週刊現代5月20日号
「野球選手の人生は
13歳で決まる」D
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