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『ザ・ブリザード』(WOWOW)
2017年03月16日(木)
The Finest Hours


 主演がクリス・パインでこういう邦題だからてっきり海洋アドベンチャーだろうと思っていたら、実際に起こった海難事故を題材とした実話ダネ映画だった。
 原作は冒険・紀行ライターのマイケル・J・トーギアスと脚本家ケイシー・シャーマンの共著、アメリカ海難事故史上最大の救出劇を描いた"The Finest Hours: The True Story Behind the US Coast Guard's Most Daring Rescue"(2009年)。

 北大西洋が激しい嵐に見舞われた1952年2月11日、北大西洋上、マサチューセッツ州チャタムの北東10マイル(16キロ)の沖合でT2タンカー・ペンドルトン号が遭難の危機に直面。
 船長の判断ミスによって船体が真っ二つになり、艦橋のあった船首側は間も無く沈没、32人の船員が残された船尾側も3時間以内に沈んでしまうのは確実だった。

 このCGとセット撮影を巧みにつなぎ合わせた遭難シーンは迫力たっぷり。
 救命艇で脱出しようとしていた船員D・A・ブラウン(マイケル・レイモンド=ジェームズ)を機関長レイ・シーバート(ケイシー・アフレック)が力ずくで説得、船体を浅瀬に座礁させて救助を待とうと主張するくだりも緊迫感に満ちている。

 一方、このペンドルトン号の救出に向かうことになったのが、アメリカ沿岸警備隊チャタム支局に勤務していたバーニー・ウェバー(パイン)。
 常識的に考えれば、とても警備艇を出せるような気象状況ではなかったが、新任の局長ダニエル・クラフ(エリック・バナ)は無知と義務感から至急現場へ向かうようバーニーに命令する。

 果たして、嵐の中を救出に乗り出すバーニーと彼のクルーは、船員たちをまとめて延命を図るシーバートたちが待つ現場に辿り着き、32人もの船員を無事連れ帰ることができるのか。
 という筋立て自体はよくできているのだが、監督クレイグ・キレスビーの演出は切れ味に乏しく、クライマックスに近づいても手に汗握るところまでいかない。

 ウェバーの婚約者ミリアム・ペンティネン(ホリデイ・グレインジャー)が本筋にしつこくからむくだりなど、ぼくとしては無駄にしか見えなかった。
 オススメ度C。

(2016年 アメリカ=ウォルト・ディズニー・モーション・ピクチャーズ 118分)

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 ※A=ぜひ!(^o^) B=よかったら(^^; C=ヒマなら(-_-) D=やめとけ(>_<)

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