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『ルーム』(WOWOW)
2017年03月9日(木)
Room


 天窓がひとつあるだけの薄暗い部屋で、若い母親と幼い男の子が暮らしている。
 しばらく見ているうち、ふたりは7年間もこの部屋に閉じ込められていて、母親は24歳、男の子は5歳、軟禁しているのは時折食料や生活必需品を持って訪ねてくる男らしい、といったことなどがわかってくる。

 この設定、このタイトルからして、ストーリーの大半がこの部屋の中で進行し、脱出するところがクライマックスになるのでは、と思ったら、案に相違して意外に早く母と子は部屋を抜け出すことに成功。
 ははあ、すると今度は、軟禁犯が警察に逮捕され、正体が暴かれるくだりが後半の見どころになるのかと予想していると、またもやこちらの読みを大きく裏切る方向へ展開してゆく。

 原作はアイルランド系カナダ人作家エマ・ドナヒューが書いた同名小説(未訳)で、元ネタは2008年にオーストリアで実際に起こった拉致監禁・性的虐待事件「フリッツル・ケース」。
 現実の事件では24年間地下室に監禁され、その間に7人の子供を産んだ42歳の女性が警察に保護され、オーストリア国内はもちろん、世界的にも大々的に報じられた。

 ただし、本作はドキュメンタリー・タッチで事件を再現しようしているわけではなく、母親と息子がおぞましい過去を振り切り、力強く生きていこうとする姿に焦点が当てられている。
 母親ジョイ役のブリー・ラーソンが好演で、彼女は第88回アカデミー主演女優賞を受賞した。

 しかし、個人的にはラーソンよりも息子ジャックに扮したジェイコブ・トレンブレイのほうがよっぽど印象に残る。
 オススメ度B。

(2015年 カナダ、アイルランド 118分)

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 ※A=ぜひ!(^o^) B=よかったら(^^; C=ヒマなら(-_-) D=やめとけ(>_<)

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