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『「ベガルタ」〜サッカー、震災、そして希望〜』( NHK-BSpre)
2017年02月25日(土)
Vegalta: Soccer, Tsunami and the Hope of a Nation


 ダグラス・ハーコム、ジェフ・トロッドというサッカーファンのイギリス人監督2人が製作したJリーグ・ベガルタ仙台のドキュメンタリー映画。
 昨年、NHK-BSで初めて放送された日本語版では中村雅俊がナレーターを務めている。

 開巻、その中村が「仙台の人たちは日本人の中でもとくに奥ゆかしくて恥ずかしがり屋」と紹介しながら、「しかし、ベガルタのサポーターたちの過激さは本場イギリスのフーリガン並みだ」と語る。
 この展開と演出はイギリス人ならではの軽妙なタッチで、さすがに日本製のドキュメンタリーとは異なる。

 最初にインタビュー映像が出てくるのも、ベガルタの選手や球団関係者ではなく、三國誠というサポーターのリーダー。
 この三國が仙台のサポーター心理を訥々と語ったのち、監督の手倉森誠がサポーターたちとの「絆」について語り、本作の核心である東日本大震災がこのチームにどのような影響を与えたか、という本論へ入ってゆく。

 震災で子供を失った仙台市民、亡くなった熱心な女性サポーターの葬式を行なったサポーターの証言の間に、被災地でボランティア活動をしていたベガルタの選手たちが登場。
 サッカーをする側、応援する側が一体となって戦いに臨む姿が大変感動的に描かれている。

 Jリーグの公式戦が再開され、ベガルタが等々力競技場で川崎フロンターレとの初戦に臨んだ2011年4月23日、スタンドを埋めたサポーターたちが手を握りあい、ジョン・デンバーの『カントリー・ロード』を合唱する場面は何度見ても目が潤む。
 さらに、個人的に、おっ! と思ったのは、フロンターレの若いサポーターたちにもインタビューして、この歴史的な試合を応援していた心境について語らせているところ。

 2012年、Jリーグ初優勝をかけてアルビレックス新潟と激突するクライマックスは、結果がわかっていても見ていて思わず力が入る。
 ちなみに、この年、悲願の初優勝を果たしたのは同じ日にセレッソ大阪に勝ったサンフレッチェ広島だった。

 ぼくはサッカーについては門外漢同然の知識しか持ち合わせていないが、この映画はそういう人にもわかりやすく、面白く見られることも強調しておきたい。 
 オススメ度A。

(2016年 イギリス=サンダンス・チャンネル・グローバル提供 クリング・フィルム、ビル・アンド・ベン・プロダクション製作 50分/オリジナル版64分)

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 ※A=ぜひ!(^o^) B=よかったら(^^; C=ヒマなら(-_-) D=やめとけ(>_<)

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