counter
www.akasaka-cycle.com
font size       [old site
 home   blog   works   pick-up   others   profile   bbs 
キャンプ地巡り
2002年04月1日(月)
○2002年4月号掲載

 現場に戻って楽しいのは、好きなように動けることだ。7年ぶりにプロ野球のキャンプ地巡りを懇願して、阪神の高知県安芸市と近鉄の宮崎県日向市を回った。

 安芸市の感想を一言で言えば「暑くて寒かった」。矛盾しているようだが、事実だ。

 2月中旬、かなり着込んで行った。それでも昼過ぎの直射日光はきつく、日焼けした。

 ところが、夕方近くなって風が吹き出すと結構寒い。ホテルをとった高知市の最低気温が、札幌市よりも低い日があった。零度近くまで下がる。持病の花粉症が始まったのも阪神キャンプ巡りの最中だった。

 星野監督が就任し、アリアス、片岡ら有力選手が加入した阪神の人気の高さを肌で感じた。紅白戦に2万3千人が詰めかけた。ぎっしり満員だ。パ・リーグの公式戦よりも観客数が多いのではないか。失礼ながら、そんなことさえ思わせた。

 選手の目の色も違う。外野の守備争いで微妙な立場にある坪井は連日最後まで残っていた。監督が代わるというのはこういうことかと改めて思う。

 取材に神経を使った阪神に比べ、近鉄は顔なじみの指導者がいることもあり、比較的気が楽な旅だった。

 早速日向灘に行った。白砂に座り長い海岸線を眺めていると、すぐ近くにキャンプ地があることが不思議に思えた。美しい景色は取材意欲をなえさせる。

 冗談好きの梨田監督はサービス精神が豊富だった。「今日はどんなダジャレにするかな。でも、気分がよくないから、コメントはなしだ=v。たいてい、こういうオチがつく。

 昨年優勝したからと行って有頂天になるような人ではない。人気の薄いパ・リーグを盛り上げてもらおうと懸命だ。市の関係者は「優勝して、訪れるファンや報道陣の数が増えました。いい宣伝になります」と言った。

 連夜のように繁華街へ飲みに行った。取材に来たのか、飲みに来たのかわからないような数日間を過ごした。

(※「」内の≠ヘ当サイトの加筆)
月刊PHP4月号
ヒューマン・ドキュメント
生涯精進の江戸竿師
中根喜三郎
定価205円