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沖縄の森と夜
2018年02月19日(月)


 いまのところ、今年の沖縄キャンプ取材で一番印象に残っているのは、実は野球の練習ではなく、その練習の取材に行く過程や合間に見たものである。
 一昨日の17日、かねてお世話になっているTBSのSさんの運転するレンタカー(ワーゲンのビークル!)で国頭に向かっていたときのことだ。

 那覇から高速に乗り、名護で降りて国頭に向かうのかと思ったら、Sさん曰く「去年はそこからが下道が混んでいたから」と、もっと手前で山間の国道へ。
 クネクネとうねりながら続いている山道を走っているうち、眼下にダム湖が見えてくる。

 そこで眼前に広がった林相が、何というのか、いかにも熱帯の島のようだった。
 剥き出しになった白い根っこが岸壁に這い回り、マングローブ樹林の根元を思わせる。

 その途中、キャンプシュワブの前を通ると、「沖縄に基地は要らない」と書いたプラカードを手にしたデモ隊が登場。
 道路を挟んだ向かい側にはブルーシートでつくられたデモ隊のたまり場≠フようなものがあり、警察官が距離を置いて見守っていた。

 それから一夜明けたきのうの夜、栄町にある〈うりずん〉(画像)という琉球料理の居酒屋で、Facebookで知り合ったMさんと久々に飲んだ。
 Mさんはもともと広島の大学で教鞭を執っていたのだが、思うところあって退職し、昨年の秋から沖縄で新しい仕事に就いている。

 そのMさんに、キャンプシュワブの前にいるデモ隊に関する話をいろいろと聞いた。
 と書いたら、この種の話題に興味のある方にはどんな話だったか、大体察しがつくだろうが、私自身はウラ取り取材をしていないので、この場での詳述は避ける。

 沖縄に来るようになって30年、「最近はこのあたりも変わりました」とMさんは言う。
 この〈うりずん〉にしてから、以前は地元の常連客ばかりだったのが、本州や中国・台湾からの観光客で溢れ返るようになり、いまではすっかり客層が変わってしまった。

 それでも、料理は美味しく、甕から出される泡盛の古酒もすっきりとした味わいが素晴らしい。
 ちなみに、昔の記者仲間がFacebookに寄せてくれたコメントによると、かつては沖水の名将・栽監督の行きつけの店だったそうだ。

 酔い覚ましに久しぶり国際通りを歩く。
 このあたりも何か妙に小綺麗になっていて、中国人の団体客が目立ち、「昔のゴミゴミとした沖縄らしい雰囲気が失われてしまった」とMさん。

 もう少し体力が残っていれば散策を続けたかったが、ゆうべは美味い古酒が効き過ぎた。
 おかげでぐっすり眠れましたが。



 一夜明けたきょうは、沖縄のコザしんきんスタジアムでカープの練習を取材。
 ジャクソン、今村、中アがフリー打撃に登板し、順調な調整ぶりをアピールしていた。



 今年来て驚いたのは、いつの間にか新設されていたこの大きなブルペン。
 これも「沖縄が変わった」一部分なのかと、ついそんなふうに考えてしまった。
Number959
夏の甲子園
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