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ヨシノブのちタツノリ
2018年01月15日(月)


 毎年、この1月15日だけは行くところが決まっている。
 午前中が東京ドームホテルで巨人のスタッフミーティング、午後は野球殿堂博物館で殿堂入りした野球人の取材。

 巨人のスタッフミーティングと言えば、長嶋監督時代は渡辺オーナーも必ず出席。
 毎年のように何がなんでも優勝だと檄を飛ばし、囲み取材にも独特の緊張感が漂っていたものです。

 いまはその緊張感がない、とは言いません。
 が、正直なところ、巨人もふつうの球団≠ノなっちゃったなあ、という印象が強い。

 老川オーナーは「優勝を目指して頑張ってほしい。若手にも出て来てほしいし、ベテランにもしっかりやってほしい」。
 高橋監督は「当然、優勝しなくちゃいけないし、勝てるチームづくりがわれわれに与えられた使命ですから」。

 そう言われると、そうですか、頑張ってくださいよ、応援してますから、と言うしかない、という感じ。
 まあ、こういう気勢の上がらない年のほうが、本番になったらかえって強かったりしますが、巨人というチームは。

 午後からは東京ドームの野球殿堂博物館へ。
 今年はプレーヤー表彰が松井秀喜氏、金本知憲・阪神監督、エキスパート表彰が巨人前監督の原辰徳氏、そして特別表彰が故・瀧正男氏の4人。

 プレーヤー、およびエキスパート表彰はプロ野球取材歴15年以上の運動記者クラブ会員の投票によって決められる仕組みになっており、有効投票数の75%以上を獲得することが条件。
 プレーヤー表彰は現役引退後5年で殿堂入りの資格が与えられ、原則として候補となってから15年後までに殿堂入りができなければ、指導者としての評価を含むエキスパート表彰の候補に回される。

 原さんはプレーヤー表彰を受ける最後のチャンスだった2016年に僅か6票足りずに落選し、エキスパート表彰の候補となって間もなく殿堂入りを果たした。
 だからか、スピーチで現役時代を振り返ったときも「ぼくは選手としては評価されるような実績を残せなかった」と謙虚な発言に終始。

 高く評価された2009年WBCでの優勝についても「王さんから監督のご指名を受けたので」と先に殿堂入りしている巨人の先輩を立てていた。
 傑作だったのは、原さんに祝辞を贈った金田正一さんのゲストスピーチで、壇上に上がるや、「このトシになるとスーツを着るのは至難の技。ワイシャツのボタンをかけるだけで20分も30分もかかる」と会場を沸かせていました。

 そう言えば、去年のきょう、星野仙一さんのゲストスピーチに立った杉下茂さんのお話も面白かった。
 あのときは、失礼ながら、まさか杉下さんよりも早く、1年足らずで星野さんが亡くなるとは想像もしていなかった。
 
 ところで、ぼくが個人的にお世話になっている人たちの得票率を見ると、巨人・川相二軍監督が45.9%、ヤクルト・石井打撃コーチが19.3%。
 彼らが殿堂入りするころまではこの取材を続けたいものです、健康に気をつけながら。
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