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日本人対ユダヤ人
2017年03月15日(水)


 WBCのイスラエル代表はほとんどアメリカ在住のユダヤ人で構成されており、イスラエル出身の選手となるとひとりしかいないそうだ。
 だから、きょうの日本−イスラエル戦はどうしても「国対国」ではなく、「日本人対ユダヤ人」という民族対決のカードとして見てしまう。

 いや、韓国戦のような遺恨や感情論をネタにしたいわけではないから誤解のないように。
 ぼくが小中学生だった1970年代は、大宅ノンフィクション賞を受賞した『日本人とユダヤ人』(1971年、イザヤ・ベンダサン=山本七平著)、日本人とユダヤ人が同一のルーツに根ざすとする「日ユ同祖論」など、両民族の比較論がやたらと持てはやされた。

 そういうブームがあったことすら忘れ去られているいま、自分が関わっている野球の世界でこの対決が実現したことに、そこはかとない感慨を覚えたわけです。
 五回までは千賀とゼイドが息詰まる投手戦を演じて、ほんのちょっとした勝負の綾が明暗を分けるような展開になれば、文化人類学的味付けを施した記事ができるのではないか、なんてなことも考えたりして。

 しかし、結果はご存じの通り、筒香の先制本塁打が飛び出した六回以降は一方的な試合になり、ユダヤ人チームの反撃も遅きに失した
 3番のアイク・デービスは父親がプロの投手で、ヤクルトでプレーしたこともあるんだけど、この因縁については仕事で書くことにしよう。

 しかし、試合中ほとんど表情を変えなかった小久保監督、だんだん名将のような雰囲気が漂ってきましたね。
 試合後の勝利監督インタビューで発した力強いセリフもよかった。

「連日の大声援で後押ししていただき、選手も勇気づけられ、アメリカへ行くことになりました!
 ありがとうございました!」

 アメリカへ行っても頑張ってください!
 なお、私は明日以降、国内の野球に専念します。
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